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vol.44    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.44 今さら聞けない、でも知りたい

2. 日本の銀行は大丈夫なのか?
日銀は政策金利を-0.1%のままで維持しています(昨年に欧州中央銀行やスイス国立銀行が利上げをしたため、今では日本は唯一のマイナス金利の国となりました)。昨年12月には10年金利の許容変動幅の上限を0.25%から0.5%へ引き上げましたが、まだ低水準です(短期金利だけでなく長期
vol.43    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.43 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

5.日本証券業協会の新ガイドラインは投資家の助けになるのか?
金融庁は昨年5月の「資産運用高度化プログレスレポート」(2022年版)で仕組債の問題を取り上げ、特に本シリーズで説明してきたEB債について「株式に代えてEB債を購入する意義はほとんどない」と断言した。それに続き、
vol.42    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.42 今さら聞けない、でも知りたい

1. 米国のような銀行破綻が日本でも起こる?
最近、金利上昇に関するニュースを多く目にするようになりました。3月以降に米国で中堅銀行が幾つか経営破綻したことを受けて、日本でも同じようなことが起こるのではないかと言う人もいます。現在の状況を簡単に整理してみましょう。
vol.41    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.41 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

4.「早期償還」は、あたかも「麻薬」のよう
仕組債の「早期償還」は、投資家にとっても短期間で利益が確定するため、あたかも「麻薬」のような役割を果たしている。 仕組債の満期は2~3年程度に設定されているが、実際は早期償還によって、過半数が3~6カ月で償還される。早期償還では利益が出るため、いわば「勝ち」であり、投資家は償還さ

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vol.40    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.40 今さら聞けない、でも知りたい

金利が上昇すると、地銀が危ないの?
(写真:日本経済新聞より) 最近、特に銀行を含む日本の金融機関の巨額な債券の含み損に関するニュースが目立ちます。ただし、含み損のみに焦点を当てて議論や問題視することは誤りです。このような記事だけで「銀行経営に過度の不安」を抱かないようにしましょう。ここでは、銀行の債券投資に関する

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vol.39    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.39 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

3.EB債は「高リスク・低リターン」なのか?
率直に言うと、株のオプション取引を組み込んだEB債には、リターンに比べてリスクが高いという問題がある。 EB債は「早期償還」される可能性があるため、個人投資家が実際に受け取る金利は、投資時に提示された金利よりも低くなる場合が多い。
vol.38    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.38 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

2.「EB債」の正体:個人投資家は知ることができないEB債の「中身」
仕組債は「債券」の形を取っており、金利の支払いと償還があるため、一見すれば国債や社債に準じた安定運用先に見える。しかし、仕組債はデリバティブ取引を組み入れているため、通常の債券とはまったく異なり、しかもリスクははるかに高い。
vol.37    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.37 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

1.「仕組債」の何が問題なのか
金融庁の調べでは、2021年度の仕組債の販売総額は4兆1500億円で、これは同年の個人向け国債の販売額2兆9728億円を1兆円以上も上回る規模である。 仕組債の市場規模がここまで巨大なのは、売り手の金融機関にとって旨味があるからだ。
vol.36    生命保険の投資効率 続きを読む

vol.36 生命保険の投資効率

5. 日本で販売されている保険商品には大きく差異はない
日本人は、不必要に保険に過剰加入しています。日本は、場合によっては欧米以上に社会保障制度が充実した国であるため、多額の生命保険に加入する必要はありません。感情的・感覚的に「保険には入るもの」と信じ込んで、生命保険に加入する時代はとうに終わりました。
vol.35    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.35 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

(プロローグ) 仕組債の作り手だったからこそ、伝えられることがある
仕組債しくみさいをご存じだろうか。その名の通り、「仕組」を繰り込んだ債券である。証券会社の営業マンに勧められた人もいるかもしれない。その仕組債の販売を取りやめる金融機関が相次いでいる。損失を被った個人投資家の苦情を受けて、昨年から金融庁が厳しく指導し始めたからだ。 筆者は大手外資

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