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vol.321     七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる) 続きを読む

vol.321 七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
明けましておめでとうございます。 本日1月1日は、七十二候(※)では、雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる) の日です。 正月は、歳神をお迎えしてもてなし、お見送りする行事でもあります。 門松は、歳神様が降りてくる際の目印となるので、太くて長い竹と大松で大きく飾り付けをします。 七十

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vol.320  長期サイクルで考える日本の成功と失敗 続きを読む

vol.320 長期サイクルで考える日本の成功と失敗

世界の技術革新サイクル
私は、日本の成功と失敗は世界の潮流と関係していたのではないかと考えている。 世界の潮流とは何か?私の仮説では、技術革新の波である。日本は明治維新と戦後改革ではたまたま世界の潮流にうまく乗ることができたが、1990年以降は世界の変化への適応に失敗してしまった。
vol.319     七十二候:麋角解 (さわしかのつのおつる) 続きを読む

vol.319 七十二候:麋角解 (さわしかのつのおつる)

麋角解 (さわしかのつのおつる)
本日、七十二候(※)では、麋角解 (さわしかのつのおつる) の日です。 七十二候が、オス鹿の角が落ちる頃となったということです。しかし、鹿で有名な奈良のメスの鹿は角が生えませんが、オスの鹿は一年に一度、3月ごろ角が根元から自然にポロっと取れて、春にはまた新しい角が生え始めます。

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vol.318     長期サイクルで考える日本の成功と失敗 続きを読む

vol.318 長期サイクルで考える日本の成功と失敗

日本の77年サイクル
日本の「77年サイクル」という言葉をご存じだろうか?1868年の明治維新から1945年の敗戦まで77年で、敗戦から77年目が2022年だったという単なる数字合わせだが、不思議に説得力を持っている。 例えば、岸田首相は、今年1月23日の施政方針演説で以下のように語っていた。 「近代

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vol.317  シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか? 続きを読む

vol.317 シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか?

 「嗜好用大麻」をどのように考えるか
ここまで、「医療用大麻」について論じてきた。しかし、大麻について考える上では、「嗜好用大麻」の問題を避けることができない。 最近では、日大、東京農大、福岡大の学生が「大麻所持」で逮捕された。大麻所持・使用で逮捕される芸能人も多い。 「危険な薬物」として厳しく規制されている大麻がど

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vol.316. ウクライナ: 「忘れないでほしい、私達はまだ闘っている」 続きを読む

vol.316. ウクライナ: 「忘れないでほしい、私達はまだ闘っている」

〜 在日ウクライナ難民より 〜 
9月にウクライナ情勢をお伝えした“Sky White”です。今日は二つの意味で私にとって初めてのクリスマスです。 日本で最初に迎えるということに加え、ウクライナでクリスマスの日付が今年から12月25日に変更されたのです。 以前はロシア正教会と同じユリウス暦(旧暦)で1月7日にクリ

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vol.315 シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか? 続きを読む

vol.315 シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか?

山本正光さんの悲劇
2015年12月に、山本正光さんというフランス料理のシェフが都内の路上にて大麻所持で逮捕された。山本さんは余命宣告を受けた末期がん患者だった。 インターネットで大麻が、がんの改善に有効な可能性があると知り、大麻を自宅で栽培してパイプで吸い始めた。 大麻を使用したところ、食欲が回復

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vol.314  シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか? 続きを読む

vol.314 シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか?

日本における大麻
日本では大麻は嗜好品でなく、繊維を作るために古くから栽培されてきた。大切な農作物であったため、『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』にも大麻が登場する。正倉院には、大麻を使った「麻紙」の文書も残存している。 歴史的にも現実的にも、大麻は日本の生活に深く入り込んでいる。日本の食卓の定

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vol.313    七十二候:乃東生 (なつかれくさしょうず) 続きを読む

vol.313 七十二候:乃東生 (なつかれくさしょうず)

乃東生 (なつかれくさしょうず)
本日、七十二候(※)では、乃東生 (なつかれくさしょうず) の日です。 七十二候が冬至の季節に入り、乃東(なつかれくさ)が芽を出し始める頃となりました。乃東とは、漢方薬に用いられる夏枯草(カコソウ)の古名で、宇奈月の草地に生えるシソ科の靫草(ウツボグサ)のことです。英名は、「al

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vol.312  シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか? 続きを読む

vol.312 シリーズ: 日本も「大麻」市場へ参入すべきか?

世界で大麻市場への参入競争が始まった
大麻市場で米国、カナダの2強を追いかけているのは、中国とイスラエルである。 中国は医療用・嗜好用大麻「マリファナ」は禁止しているが、世界一の産業用大麻「ヘンプ」の生産国である。日本の“中国通”もあまり知らない話である。 イスラエルは、医療用大麻の研究で世界のリーダーである。実はイ

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