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vol.346   日銀のマイナス金利導入から8周年 近く解除か!? 続きを読む

vol.346 日銀のマイナス金利導入から8周年 近く解除か!?

解説:シグナルの読み取り方
日本の短期政策金利が2016年1月29日に-0.1%に引き下げられてから、今日で8年目です。しかし、来年に9年目を迎えることはおそらくないでしょう。 プロの投資家の間では、3月19日の次回会合にもいよいよマイナス金利の解除が実現するという見方が強まっています。 日銀の金融政策につ

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vol.345 著名人という「透明な原子爆弾」 続きを読む

vol.345 著名人という「透明な原子爆弾」

英国人ジャーナリストが怒った!
先日、Snow White氏が寄稿した「三度目の日本は「楽しい国」に」シリーズ。非常に興味深い内容であった。日本という国が、本当に変革期にいる事などが、非常に簡潔に書かれていた。 英国人である私は, 秘書に英訳してもらい読んだが、30年以上グローバルメディアに携わる者として、是非

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vol.344     ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目 続きを読む

vol.344 ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目

お願いです。これくらいは卵のこと知っておいてください
先週、私達、養鶏・養卵生産者が、安い卵を作り続けることが死活問題であることをお話ししました。 しかし、私は、家業を5代目として継いでから、数世紀にわたり、人類にタンパク質を供給し続けている卵の生産に携わることに誇りを持つ様になりました。 現在は、生活もあり“有精卵”も“無精卵”も

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vol.343         今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に 続きを読む

vol.343 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に

地方分権と外国人材の移入
堺屋太一の『団塊の後 三度目の日本』は奇妙な「小説」です。登場人物がただ議論をしているのみで、ストーリーや人物描写は二の次となっています。 おそらく堺屋は近未来のシミュレーションの形で日本のあるべき政策を提言することを意図しているのでしょう。 小説で展開される二つの大きな主張は、

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vol. 342    七十二候:水沢腹堅  続きを読む

vol. 342 七十二候:水沢腹堅 

水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)
本日、七十二候(※)では、「水沢腹堅」(さわみずこおりつめる)の日です。 沢の水も凍りつき、厚く氷が張っている頃で、いかにも寒そうな名前です。ニュースなどで最低気温の記録が聞こえてくるのも、この時期が多いようです。 ちなみに、寒さの日本記録は−41℃で、明治35年1月25日に旭川

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vol.341         今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に 続きを読む

vol.341 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に

官僚主導の何が問題なのか!
堺屋太一は『三度目の日本』で、官僚の基本方針は以下の5点だと論じています。 1 東京一極集中(経済・産業の中枢管理機能、情報発信機能、文化創造活動の東京への集中) 2 流通の無言化(買い物が「楽しみ」から仕事へ) 3 小住宅持ち家主義 4 職場単属人間の徹底(終身雇用) 5 全日

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vol.340      今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本にっはいは「楽しい国」に 続きを読む

vol.340 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本にっはいは「楽しい国」に

三度目の「敗戦」下の日本
堺屋太一は、(1)1860年代の幕藩体制崩壊、(2)1945年の太平洋戦争敗戦に続き、現在の日本は3度目の「敗戦」にあると診断しています。 堺屋の「敗戦」の定義は、価値観、すなわち美意識(何が美しいか)と倫理観(何が正しいか)が大きく変わることです。 江戸時代は「天下泰平」、つま

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vol.339         今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に 続きを読む

vol.339 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に

日本が変革期に入った兆し?
昨年末に日本の長期サイクルについての試論を寄稿したSnow Whiteです。 (年末の寄稿:「 長期サイクルで考える日本の成功と失敗 」 Vol 318日本の77年サイクル  & Vol 320 世界の技術革新サイクル) 日本の転換点を考える上で、先週は注目すべきニュース

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vol.338     ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目 続きを読む

vol.338 ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目

もう安い卵は生産しなくてもいい 
私は、愛知県安城市の養鶏・養卵業5代目です。実は、前職は、総合機械メーカー研究員でした。実家が、日本でも有数の養鶏・養卵業地区で小規模の養鶏・養卵業を営んでいました。 幼少の頃から、家族旅行にも行けず、毎朝毎晩鶏舎の掃除と餌の配合の手伝いをさせられていました。心の中では、鶏糞と長

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vol.337     七十二候:款冬華 続きを読む

vol.337 七十二候:款冬華

款冬華(ふきのはなさく)
本日、七十二候(※)では、「款冬華」(ふきのはなさく)の日です。 七十二候が大寒の初候に変わり、雪に覆われている地面からフキの花が、ぽつりぽつりと顔を出す頃となりました。1年でいちばん寒い季節です。 スーパーや八百屋さんの店頭に、「ふきのとう」が現れ、春の訪れが近いことを感じさせ

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