投稿記事一覧【カテゴリー別】

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vol.291     忍び寄る中国マネーの恐怖 続きを読む

vol.291 忍び寄る中国マネーの恐怖

中国経済失速が鮮明になっている中、当然中国富裕層のみならず海外へ資産を逃避しようとする中国人は多い。中国政府が最も恐れている「資金逃避(キャピタルフライト)」に対する監視は非常に強くなってきている。 一方で、海外から中国への送金に関しては、かなり大らかに容認している。 先日、日本

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vol.290        中国の闇は続くのか 続きを読む

vol.290 中国の闇は続くのか

「子どもの肺炎増加」だけではない
中国に住んでもう25年になる。技術指導で中国へ来て現在の妻と出逢い、そのまま住み続けてしまった。中国経済成長が加速し始め、日中の間に入ることで日本へ戻りサラリーマンを続けることよりも、中国で独立した方が「将来性ある」と妻に諭されたのが理由である。事実、「経済的には正解」であった。
vol.289        懲りない「新興国投資」セールスへの自衛策 続きを読む

vol.289 懲りない「新興国投資」セールスへの自衛策

誤解させる営業トーク
今夏パキスタンがIMFから巨額の融資を受けた際、経済回復による高い投資利回りが期待できるので、パキスタンへの投資を進めてきた某証券会社の営業マン。懲りずに今朝、「アルゼンチンのETFが上昇し始めているので、投資を考えましょう」「少なからずG20の参加国ですし、新大統領が大改造を行

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vol.288     七十二候:  朔風払葉 続きを読む

vol.288 七十二候:  朔風払葉

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
本日、七十二候(※)では、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)の日です。 「朔風」の「朔」は北という意味で、朔風は北風のことです。北風に葉を飛ばされ裸になった木々は冬木立(ふゆこだち)となる季節です。 冬らしくて寒々しい光景ですが、木々から伸びる美しい枝の形がはっきりと分かる、この

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vol.287     今場所、モンゴル力士が優勝するだろうか 〜 親方の呟き 続きを読む

vol.287 今場所、モンゴル力士が優勝するだろうか 〜 親方の呟き

モンゴル力士の「強さ」と「地雷」
私は、相撲部屋を持つ親方の1人です。相撲界は、一般社会と比較すると「歪な社会」であり、「発言規制が多い」世界です。現在数々の不祥事を経て、日本相撲協会(JSA―Japan Sumo Association)は、文部科学省管轄の公益財団法人となっていますが、大きく相撲界が変わったと

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vol.286     アルゼンチンは中銀を廃止できるのか? 続きを読む

vol.286 アルゼンチンは中銀を廃止できるのか?

2.中銀とはどのような存在なのか?
前回は中南米では「ドル化」が決して異例の政策とは言えず、インフレ抑制のための劇薬として何らかの形でドルに自国通貨を連動させる政策が取られた例があることを指摘した。今回は、中央銀行とは何かということを改めて考えてみたい。 教科書的に言うと、中央銀行の役割は、①決済システムの運営、②

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vol.285      アルゼンチンは中銀を廃止できるのか? 続きを読む

vol.285 アルゼンチンは中銀を廃止できるのか?

1.中南米の「ドル化」とは?
昨日お伝えした通り、セレンはアルゼンチン大統領選挙でのミレイ氏の勝利について現地のエコノミストの意見を聞く機会を得た。議論の中で、意外にも「ドル化」が完全にネガティブと受け止められているわけではないという印象を受けた。 この背景には、中南米で経済のドル化が現実的に進行していること

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vol.284 唯一「円高」の国、アルゼンチンの実態 続きを読む

vol.284 唯一「円高」の国、アルゼンチンの実態

~ 現地エコノミスト取材より~
11月19日のアルゼンチン大統領選挙では中央銀行の廃止を主張するミレイ氏が勝利し、世界に衝撃を与えた。 セレンでは、独自のネットワークを活用して、アルゼンチン人の著名エコノミスト(米国の一流大学で博士号を取得後、米欧の大手金融機関の勤務を経て現在はアルゼンチン政府シンクタンクのア

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vol.283     七十二候:  虹蔵不見 続きを読む

vol.283 七十二候:  虹蔵不見

虹蔵不見(にじかくれてみえず)
本日、七十二候(※)では、虹蔵不見(にじかくれてみえず)の日です。 「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」は、本格的な冬はもう少し先。しかし、時折小雪が舞うこともある季節です。「蔵」は隠れると読みます。 この時期は日の光が弱まり、空気が乾燥するので、虹を見ることは少なくなります。虹が

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vol.282     円安の一服?きっかけとなったのは欧州通貨 続きを読む

vol.282 円安の一服?きっかけとなったのは欧州通貨

為替市場の動きが再び激しくなっています。先週13日にドル/円は151円91銭と昨年の高値の151円95銭に迫った後、金曜に150円を割り込み、今日の東京時間は147円台で推移しています。 一体何があったのでしょうか?米国金利の低下を指摘する声もありますが、米10年債利回りが明確に

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