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vol.9 熟成古酒は、ロマネコンティになれるか?

4.熟成古酒がロマネコンティになるためには・・・
今後の課題として、唯一の国立酒類研究所である「酒類総合研究所」において、以下の2点が挙げられます。 (1)長期熟成による経年変化によって、どのような成分が熟成酒の特性を生み出すかを解明し、酒質の制御を可能にすること。 (2)熟成酒の科学的魅力を解明し、熟成酒のブランディングの構築

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vol.7 熟成古酒は、ロマネコンティになれるか?

3.熟成古酒は、ワインのように瓶中で熟成されるのだろうか?
醸造酒である日本酒は、ワインのようにゆっくりと酸化(分子が結合することで、味わいがより豊かになる)することが想定されています日本酒の酸化に関しては科学的なデータがまだ不十分であるため、現在、酒類総合研究所が最新の機器を用いて検証作業を進めています。 日本酒が高級なフランスワインの
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vol.5 熟成古酒は、ロマネコンティになれるか?

2. 熟成古酒は 日本酒の浪漫
古くは平安時代から日本酒は熟成させて飲まれていました。国立国会図書館にも1年、3年、5年熟成の当時の日本酒価格の記録が残っています。本朝食鑑によると、5年熟成古酒で1年ものの倍の価格だったことがわかります。 明治期に税制等の理由から熟成古酒は突然姿を消しましたが、古酒市場は徐々に

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vol.3 熟成古酒は、ロマネコンティになれるか?

1. 国税庁が動いた。熟成古酒を世界へ
近年、熟成古酒が日本酒の概念を変え、高い価値を生み出す取り組みが行われていることをご存じですか?その目的は、熟成古酒がブルゴーニュ地方で造られる最高峰赤ワインのひとつであるロマネコンティのように世界中の愛好家に認知され、その価値を市場に認知してもらうことです。このコラムでは、熟成

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