投稿記事一覧【カテゴリー別】

産業・サイエンスCategory

vol.338     ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目 続きを読む

vol.338 ワインの蘊蓄いう前に「卵」事くらい知って 〜 養鶏・養卵業者5代目

もう安い卵は生産しなくてもいい 
私は、愛知県安城市の養鶏・養卵業5代目です。実は、前職は、総合機械メーカー研究員でした。実家が、日本でも有数の養鶏・養卵業地区で小規模の養鶏・養卵業を営んでいました。 幼少の頃から、家族旅行にも行けず、毎朝毎晩鶏舎の掃除と餌の配合の手伝いをさせられていました。心の中では、鶏糞と長

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vol.299 身包み剥がされ始めた「楽天G」 斜陽な景色 続きを読む

vol.299 身包み剥がされ始めた「楽天G」 斜陽な景色

金融機関が支えるどころか、逃げ始めた
先日、セレンで楽天Gの健康状態が、金融機関から見放され始めたことは既に伝えている。その予想通り、楽天Gは銀行子会社株(約700億円)を売却し、8000億円の社債の早期返済に充当すると発表。 ※下段の関連記事を先にお読みくださるとより理解できます。 異常な程の低金利調達の社債を早期

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vol.296       地銀:ようやく変化の兆し? 続きを読む

vol.296 地銀:ようやく変化の兆し?

幾度となく伝えてきているが、メガや特殊銀行を除いて、ほとんどの日本の銀行は、「人事部の権力」がやたらと強い。実業の世界では、専門能力とその成果において人事異動がされているにも関わらず、未だ「理不尽」の最たるもので、「年次」「出身校」重視である。 おまけに、そもそも組織全体で「専門

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vol.295       YCC解除の次は、「地銀冬の陣」 続きを読む

vol.295 YCC解除の次は、「地銀冬の陣」

英国の経済新聞(フィナンシャル・タイムズ“FT”)にこんな記事が掲載された。 ※当該記事(クリック)⇒ 日本の銀行規制当局、SVB型の金利リスクを警戒 (ft.com) 個人的な感想ではあるが、FT紙は、世界最高峰の経済専門誌だと思っている。 2015年7月に日本経済新聞社がFT

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vol.280         当たり前の結果! 「地銀、債券含み損急増中」 続きを読む

vol.280 当たり前の結果! 「地銀、債券含み損急増中」

外資系ヘッドハンター・トップの独り言
上場地銀の6割が減益・赤字という。今更だが、「金利上昇に備え処理急ぐ」などの報道を目にした。しかし、本当は処理したくても「勇気がなくてできない」、「処理後の運用方法がない」というのが実情だろう。 私の母国である米国も、地銀や新興銀行の運用能力は誇れたものではない。昨今のSVBの経

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vol.278         斜陽な景色「楽天グループ」  〜 米系ファンドアナリストの目 続きを読む

vol.278 斜陽な景色「楽天グループ」 〜 米系ファンドアナリストの目

楽天G:「時代遅れ」の完成形
楽天Gの「ワンマン経営」「マイクロ・マネージメント」における「時代遅れ」について、簡単にお伝えしてきました。「時代の先駆者」ともてはやされた楽天Gの現在価値と未来予想図について考えてみましょう。 米国発祥のビジネスを日本に「模倣」とはいえ持ち込んだビジネス才覚は、実行力の賜物だと

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vol.277       斜陽な景色「楽天グループ」 〜 米系ファンドアナリストの目 続きを読む

vol.277 斜陽な景色「楽天グループ」 〜 米系ファンドアナリストの目

楽天G:「ワンマン経営」「マイクロマネージメント」の実態
株式アナリストや銀行の審査は、財務諸表や市場動向を基本分析することが、主たる判断材料になることが多いと思います。私達は、それだけでは投資判断しません。無形財産である社員能力・企業統治、そして、競業他社との見えない財産価値の比較分析を徹底的にします。 日本のトップ銀行から当社に転職

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vol.276     斜陽な景色「楽天グループ」  〜 米系ファンドアナリストの目 続きを読む

vol.276 斜陽な景色「楽天グループ」 〜 米系ファンドアナリストの目

 「もがく」楽天、「笑門来福」
楽天グループの資金調達が厳しい状況にあることが、盛んに報道されています。私は米系ファンドのアナリストですが、この状況が楽しくて仕方ありません。日本の個人投資家には縁起でもない話ですが、「楽天Gの瀕死」は、現実味を帯びてきています。「会社更生法申請」まではないと思いますが、これから

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vol.255   今の内に安い若者を確保!7年後、人は要らない 続きを読む

vol.255 今の内に安い若者を確保!7年後、人は要らない

CEATEC 2023でのヘッドハンターの確信
【来春大卒内定者伸び、リーマン後最大7.4%増 日経調査】 「学生の売り手市場で、内々定の辞退も多い。人手不足の中で企業による奪い合いとなっている。」という報道があった。この事実は表面上嬉しいことであるが、ぬか喜びになる可能性も秘めていることをヘッドハンターとして伝えたい。 先日

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vol.251  「トヨタもテスラ式を採用」 国内業者と揉める火種になるかも 〜 ディーラー経営者より 続きを読む

vol.251 「トヨタもテスラ式を採用」 国内業者と揉める火種になるかも 〜 ディーラー経営者より

10月4日に寄稿した記事での指摘が、現実的になってきた。(※vol.233 個人レベルの経営では限界、EVシフト後のディーラー・ガソリンスタンド) テスラ式急速充電規格(NACS)をトヨタ自動車が 2025年から北米で導入するとのこと。報道にもあるように、NACSは、充電プラグを

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