投稿記事一覧【カテゴリー別】

金融・経済Category

vol.91    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.91 今さら聞けない、【外国為替】

3 為替の変動要因:経常収支、金利、政治
今回は為替がどのような理由で変動するかを考えてみましょう。もちろん、昨日説明した通り、為替予想は当たりません。ただ、それは幾つもある為替の変動要因をどのようなバランスで組み合わせて予想するかが難しいということであって、どのような理由で為替が動いたかを後講釈で解説することは可能です

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vol.89    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.89 今さら聞けない、【外国為替】

2 為替予想は当たらない
最初にお伝えしたいのは、為替予想は当たらない、ということです。これは、為替取引には非常に多様なプレイヤーが参加しており、為替レートに影響を与える要因が多すぎるためです。 まず、「実需」の取引があります。輸出企業は外貨で受けた支払いを円に戻す必要があり、輸入業者は円を外貨に替えて支

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vol.87    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.87 今さら聞けない、【外国為替】

1 はじめに:個人が為替市場と付き合うために
昨年に続き、今年も為替市場が大きく動いています。ドル円相場は再び140円を超えました。ユーロ円やポンド円など、対欧州通貨では昨年以上の円安が進行しています。 夏休みが近づき、旅行先の為替相場が気になる方も増えていると思います。予想外の為替変動は、当然ながら様々なビジネスに大きな影

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vol.63    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.63 今さら聞けない、でも知りたい

中銀ウィーク:今週は投資の安息週
おはようございます。新しい1週間の始まりですね。 今週は、15日早朝(米国の14日)に米国の連邦公開市場委員会(FOMC)、15日の夜に欧州中央銀行(ECB)の理事会、16日に日銀の金融政策決定会合が政策金利の決定を行う「中銀ウィーク」であることはご存じでしょうか?
vol.52    悲劇物語:トルコ・リラ建債券 続きを読む

vol.52 悲劇物語:トルコ・リラ建債券

「トルコ・リラが最安値更新・・・これからどうなる?」
5月28日のトルコ大統領選挙の決選投票でエルドアン大統領(69)の再選が決定した後、トルコ・リラは暴落を続けています。セレンは選挙前に掲載した「悲劇物語:トルコ・リラ建債券」のシリーズで、トルコ・リラについては「もう底はないだろう」と考えることは禁物だと注意喚起しました。
vol.51    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.51 今さら聞けない、でも知りたい

5. 金利上昇を恐れすぎるべきではない
ノーベル経済学賞候補と言われる清滝信宏プリンストン大学教授は、5月15日の政府の会議で、「1%以下の金利でなければ採算が取れないような投資をいくらしても、経済は成長しない」と断言し、波紋を呼びました。たとえば、清滝教授は、低金利で不動産等の資産価格が高くなりすぎることで、
vol.48    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.48 今さら聞けない、でも知りたい

4. 日銀は何を考えているのか
(写真:日本銀行ホームページより) 1990年代以降、日本ではデフレと低金利が続いてきました。今はデフレではなくなり、日銀の「正常化」がようやく議論されるようになりました。4月に就任した日銀の植田新総裁は, 5/25の朝日新聞のインタビューで地銀の経営について質問され、以下のよう

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vol.47    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.47 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

(エピローグ)仕組債の全てが粗悪商品ではない~金融リテラシーを向上させれば良い話
最後に伝えたいのは、仕組債の全てが粗悪商品ではないということだ。投資のみならず人生において「選択肢」は最高の財産であり権利である。たとえば、仕組債の中でも
vol.46    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.46 今さら聞けない、でも知りたい

3. 日本が金利上昇局面となった場合には・・・
日本でも物価は明らかに上昇しています。日銀のインフレ目標は2%ですが、4月のインフレ率は3.4%でした。日銀は現在のインフレは「安定的・持続的」ではないと判断して金融緩和を維持していますが、近く「出口」に向かわざるをえないのではないか、という見方があります。
vol.45    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.45 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

6. 日本の証券市場が進化するための “セレン流 仕組債ガイドライン”
"仕組債を富裕層にしか販売しない"というようなガイドラインが導入された場合、日本の投資家は選択肢を一つ失うことになる。なぜもう少し洗練されたガイドラインを設定できないのだろうか。以下は、セレンが提案する仕組債ガイドラインである。