投稿記事一覧【カテゴリー別】

金融・経済Category

vol.87    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.87 今さら聞けない、【外国為替】

1 はじめに:個人が為替市場と付き合うために
昨年に続き、今年も為替市場が大きく動いています。ドル円相場は再び140円を超えました。ユーロ円やポンド円など、対欧州通貨では昨年以上の円安が進行しています。 夏休みが近づき、旅行先の為替相場が気になる方も増えていると思います。予想外の為替変動は、当然ながら様々なビジネスに大きな影

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vol.63    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.63 今さら聞けない、でも知りたい

中銀ウィーク:今週は投資の安息週
おはようございます。新しい1週間の始まりですね。 今週は、15日早朝(米国の14日)に米国の連邦公開市場委員会(FOMC)、15日の夜に欧州中央銀行(ECB)の理事会、16日に日銀の金融政策決定会合が政策金利の決定を行う「中銀ウィーク」であることはご存じでしょうか?
vol.52    悲劇物語:トルコ・リラ建債券 続きを読む

vol.52 悲劇物語:トルコ・リラ建債券

「トルコ・リラが最安値更新・・・これからどうなる?」
5月28日のトルコ大統領選挙の決選投票でエルドアン大統領(69)の再選が決定した後、トルコ・リラは暴落を続けています。セレンは選挙前に掲載した「悲劇物語:トルコ・リラ建債券」のシリーズで、トルコ・リラについては「もう底はないだろう」と考えることは禁物だと注意喚起しました。
vol.51    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.51 今さら聞けない、でも知りたい

5. 金利上昇を恐れすぎるべきではない
ノーベル経済学賞候補と言われる清滝信宏プリンストン大学教授は、5月15日の政府の会議で、「1%以下の金利でなければ採算が取れないような投資をいくらしても、経済は成長しない」と断言し、波紋を呼びました。たとえば、清滝教授は、低金利で不動産等の資産価格が高くなりすぎることで、
vol.48    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.48 今さら聞けない、でも知りたい

4. 日銀は何を考えているのか
(写真:日本銀行ホームページより) 1990年代以降、日本ではデフレと低金利が続いてきました。今はデフレではなくなり、日銀の「正常化」がようやく議論されるようになりました。4月に就任した日銀の植田新総裁は, 5/25の朝日新聞のインタビューで地銀の経営について質問され、以下のよう

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vol.47    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.47 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

(エピローグ)仕組債の全てが粗悪商品ではない~金融リテラシーを向上させれば良い話
最後に伝えたいのは、仕組債の全てが粗悪商品ではないということだ。投資のみならず人生において「選択肢」は最高の財産であり権利である。たとえば、仕組債の中でも
vol.46    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.46 今さら聞けない、でも知りたい

3. 日本が金利上昇局面となった場合には・・・
日本でも物価は明らかに上昇しています。日銀のインフレ目標は2%ですが、4月のインフレ率は3.4%でした。日銀は現在のインフレは「安定的・持続的」ではないと判断して金融緩和を維持していますが、近く「出口」に向かわざるをえないのではないか、という見方があります。
vol.45    話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ 続きを読む

vol.45 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

6. 日本の証券市場が進化するための “セレン流 仕組債ガイドライン”
"仕組債を富裕層にしか販売しない"というようなガイドラインが導入された場合、日本の投資家は選択肢を一つ失うことになる。なぜもう少し洗練されたガイドラインを設定できないのだろうか。以下は、セレンが提案する仕組債ガイドラインである。
vol.44    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.44 今さら聞けない、でも知りたい

2. 日本の銀行は大丈夫なのか?
日銀は政策金利を-0.1%のままで維持しています(昨年に欧州中央銀行やスイス国立銀行が利上げをしたため、今では日本は唯一のマイナス金利の国となりました)。昨年12月には10年金利の許容変動幅の上限を0.25%から0.5%へ引き上げましたが、まだ低水準です(短期金利だけでなく長期
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vol.43 話題の「仕組債」〜 作り手からのメッセージ

5.日本証券業協会の新ガイドラインは投資家の助けになるのか?
金融庁は昨年5月の「資産運用高度化プログレスレポート」(2022年版)で仕組債の問題を取り上げ、特に本シリーズで説明してきたEB債について「株式に代えてEB債を購入する意義はほとんどない」と断言した。それに続き、