投稿記事一覧【カテゴリー別】

金融・経済Category

vol.131      日経新聞がドル円の変動を増幅? 続きを読む

vol.131 日経新聞がドル円の変動を増幅?

1. 今月の円高は何だったのか?
ご存知の通り、今月の為替市場は大きく変動しました。ドル円は6月末に145円に達した後、7月半ばには138円までドル安・円高が進行し、今は141円台に戻っています。 この背景には、もちろん米国側の要因もありましたが(特に、7月13日発表の6月米消費者物価が落ち着いていたことで、FR

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vol.126     個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現 続きを読む

vol.126 個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現

3.高給付率の謎解き
誰もが、なぜこのような高給付率商品の組成が可能なのかに興味が湧くことでしょう。組成・販売会社側は、どうやってあのように高い給付金を賄っているのか等の説明は当然していません。商品組成詳細の開示義務はないからです。常識で考えれば、約束している給付金以上に毎月なり毎年儲ければ良いだけな

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vol.125    個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現 続きを読む

vol.125 個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現

2 強烈な高給付率の個人年金保険
昨年来のFed(米国の中央銀行)の大幅な利上げにより、2022年は株式市場、債券市場が大幅に下落しましたのは、皆さまの記憶に新しいところと思います。そんな中、金融商品で投資家(消費者)にとって良いニュースなのは、金利が上がったお陰で債券等からの金利収入が、向上したことです。
vol.124    個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現 続きを読む

vol.124 個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現

1. 高給付率の個人年金保険への加入条件は?
現在米国では、65才になる人が毎日1万人ずつ増えています。また、政府系の年金だけでは生活できない人たちの為に、政府は税制で有利なアニュイティー(以下“個人年金保険”)等の個人年金に関わるものを推し進めています。そんな中で、強烈な高給付率の個人年金保険が、米国に出現しました。この保

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vol.95    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.95 今さら聞けない、【外国為替】

5.ミセス・ワタナベの現在
海外の為替投資家と話していると、「ミセス・ワタナベはどうしていますか?」と聞かれることがよくあります。もちろん、ワタナベさんという共通の知人がいるわけではありません。ご存知の通り、日本の個人による為替取引は外国人から(なぜか)「ミセス・ワタナベ」と呼ばれています。 金融先物取引業

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vol.93    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.93 今さら聞けない、【外国為替】

4.円安?ドル高?
私の身元について問い合わせがあったそうなので、遅ればせながら簡単に自己紹介します。私はかれこれ20年以上、外資系金融機関で投資家にアドバイスをする仕事をしています(一応、まだ現役です)。若い頃には為替トレーダーとして実際に取引を行っていたこともあります さて、応用編として為替見通

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vol.91    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.91 今さら聞けない、【外国為替】

3 為替の変動要因:経常収支、金利、政治
今回は為替がどのような理由で変動するかを考えてみましょう。もちろん、昨日説明した通り、為替予想は当たりません。ただ、それは幾つもある為替の変動要因をどのようなバランスで組み合わせて予想するかが難しいということであって、どのような理由で為替が動いたかを後講釈で解説することは可能です

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vol.89    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.89 今さら聞けない、【外国為替】

2 為替予想は当たらない
最初にお伝えしたいのは、為替予想は当たらない、ということです。これは、為替取引には非常に多様なプレイヤーが参加しており、為替レートに影響を与える要因が多すぎるためです。 まず、「実需」の取引があります。輸出企業は外貨で受けた支払いを円に戻す必要があり、輸入業者は円を外貨に替えて支

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vol.87    今さら聞けない、【外国為替】 続きを読む

vol.87 今さら聞けない、【外国為替】

1 はじめに:個人が為替市場と付き合うために
昨年に続き、今年も為替市場が大きく動いています。ドル円相場は再び140円を超えました。ユーロ円やポンド円など、対欧州通貨では昨年以上の円安が進行しています。 夏休みが近づき、旅行先の為替相場が気になる方も増えていると思います。予想外の為替変動は、当然ながら様々なビジネスに大きな影

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vol.63    今さら聞けない、でも知りたい 続きを読む

vol.63 今さら聞けない、でも知りたい

中銀ウィーク:今週は投資の安息週
おはようございます。新しい1週間の始まりですね。 今週は、15日早朝(米国の14日)に米国の連邦公開市場委員会(FOMC)、15日の夜に欧州中央銀行(ECB)の理事会、16日に日銀の金融政策決定会合が政策金利の決定を行う「中銀ウィーク」であることはご存じでしょうか?