投稿記事一覧【カテゴリー別】

金融・経済Category

vol.340      今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本にっはいは「楽しい国」に 続きを読む

vol.340 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本にっはいは「楽しい国」に

三度目の「敗戦」下の日本
堺屋太一は、(1)1860年代の幕藩体制崩壊、(2)1945年の太平洋戦争敗戦に続き、現在の日本は3度目の「敗戦」にあると診断しています。 堺屋の「敗戦」の定義は、価値観、すなわち美意識(何が美しいか)と倫理観(何が正しいか)が大きく変わることです。 江戸時代は「天下泰平」、つま

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vol.339         今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に 続きを読む

vol.339 今こそ読み返したい堺屋太一 三度目の日本は「楽しい国」に

日本が変革期に入った兆し?
昨年末に日本の長期サイクルについての試論を寄稿したSnow Whiteです。 (年末の寄稿:「 長期サイクルで考える日本の成功と失敗 」 Vol 318日本の77年サイクル  & Vol 320 世界の技術革新サイクル) 日本の転換点を考える上で、先週は注目すべきニュース

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vol.322 2024年のドル円見通し 円高に戻る理由がない 続きを読む

vol.322 2024年のドル円見通し 円高に戻る理由がない

市場の見極め方
2023年末の米10年債利回りは3.87%で、2022年末の3.87%と全く同じでした。 周知の通り、米国の長期金利は世界の金融市場で中心的な役割を果たしています。これは、年初にメディアに掲載される「年末の市場予測」がいかに意味がないかを示す好例と言えるでしょう。 たとえば、20

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vol.320  長期サイクルで考える日本の成功と失敗 続きを読む

vol.320 長期サイクルで考える日本の成功と失敗

世界の技術革新サイクル
私は、日本の成功と失敗は世界の潮流と関係していたのではないかと考えている。 世界の潮流とは何か?私の仮説では、技術革新の波である。日本は明治維新と戦後改革ではたまたま世界の潮流にうまく乗ることができたが、1990年以降は世界の変化への適応に失敗してしまった。
vol.318     長期サイクルで考える日本の成功と失敗 続きを読む

vol.318 長期サイクルで考える日本の成功と失敗

日本の77年サイクル
日本の「77年サイクル」という言葉をご存じだろうか?1868年の明治維新から1945年の敗戦まで77年で、敗戦から77年目が2022年だったという単なる数字合わせだが、不思議に説得力を持っている。 例えば、岸田首相は、今年1月23日の施政方針演説で以下のように語っていた。 「近代

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vol.302  海外ファンド(蟻)選考は、割といい加減 続きを読む

vol.302 海外ファンド(蟻)選考は、割といい加減

常套句「何かあったらどうする?」
ブラックストーン・KKR・ブルックフィールドなどの大手ファンドを日本の販売会社が選択し始めた。「なぜ大手ばかり?」とても、日本のサラリーマン的な判断としか私には思えない。欧米投資銀行で30年以上勤めた者の遺言を続けよう。 政府の後押しもあるのか、段々と海外ファンドの日本上陸・進出

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vol.301   海外ファンド(蟻)が、富裕層に群がり始めた 続きを読む

vol.301 海外ファンド(蟻)が、富裕層に群がり始めた

始まった「投資信託(ファンド)祭り」の前に
米ブラックストーン・米KKRに続き、カナダ系大手ファンドのブルックフィールドが、日本の大手証券と組んで来年から公募投資信託を国内で販売すると発表があった。 これから日本の個人資産、特に富裕層に群がる蟻が、上陸し始めた。幾度も無く伝えているが、この状況は、日本の個人投資家を蔑ないが

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vol.289        懲りない「新興国投資」セールスへの自衛策 続きを読む

vol.289 懲りない「新興国投資」セールスへの自衛策

誤解させる営業トーク
今夏パキスタンがIMFから巨額の融資を受けた際、経済回復による高い投資利回りが期待できるので、パキスタンへの投資を進めてきた某証券会社の営業マン。懲りずに今朝、「アルゼンチンのETFが上昇し始めているので、投資を考えましょう」「少なからずG20の参加国ですし、新大統領が大改造を行

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vol.282     円安の一服?きっかけとなったのは欧州通貨 続きを読む

vol.282 円安の一服?きっかけとなったのは欧州通貨

為替市場の動きが再び激しくなっています。先週13日にドル/円は151円91銭と昨年の高値の151円95銭に迫った後、金曜に150円を割り込み、今日の東京時間は147円台で推移しています。 一体何があったのでしょうか?米国金利の低下を指摘する声もありますが、米10年債利回りが明確に

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vol.273   こんな政情時に新興国への投資する人、居るのですか? 続きを読む

vol.273 こんな政情時に新興国への投資する人、居るのですか?

今、グローバルサウスが安定成長できる地合い?
10月26日に 「Vol 256 現地エコノミスト取材:ブラジルの実情」を配信して、ブラジル経済に対し警鐘を鳴らした。その後、私の元に某証券会社の「ブラジル・レアル建ゼロクーポン社債」の売出募集の案内が届いた。7年債で利回りは年11.006%、発行体は欧州の銀行である。二桁の金利

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