投稿記事一覧【カテゴリー別】

金融・経済Category

vol.150    「銀行破綻」 したら? 続きを読む

vol.150 「銀行破綻」 したら?

1.平成と令和の銀行問題
日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)を修正し、日本でも金利が上昇を始めるなかで、銀行について心配する意見が多く寄せられております。今回は、長年にわたり外資系金融機関で経験を積んできた私が、「銀行破綻」についてお話させていただきたいと思います(以下はあくまで私の個人的な考え

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vol.149   シンガポール:借主の涙 続きを読む

vol.149 シンガポール:借主の涙

前回、シンガポールの熱狂的な不動産市場と賃貸地獄についてご説明しました。そして今回は、より具体的に、シンガポールで賃貸マンションから退去する際に、住民が弱い立場に追い込まれ、居心地の悪い思いをする実態についてお話ししたいと思います。このような状況を考えると、日本の「居住権」の価値

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vol.147     YCCについて知っておくべき3つのこと 続きを読む

vol.147 YCCについて知っておくべき3つのこと

2.ついに日銀も認めた為替への副作用
昨日は、黒田前総裁が2013年4月に開始した異次元緩和で想定通りに2年間の物価目標を達成することができず、局面転換を狙った2016年1月のマイナス金利政策も不発に終わるなかで、2016年9月にYCCが導入された経緯を説明しました。 YCCの本来の目的は、
vol.145   YCCについて知っておくべき3つのこと 続きを読む

vol.145 YCCについて知っておくべき3つのこと

1.「ギャンブル」の後始末としてのYCC
日銀が7月28日に政策修正を行ったことで、イールドカーブ・コントロール(YCC)が再び話題になっています。YCCは「長短金利操作」とも呼ばれ、日銀が短期金利と長期金利(10年国債利回り)の目標を設定して市場を誘導するというものですが、プロの投資家も十分に理解しているとは言えません

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vol.142     「日経新聞さん、ごめんなさい」 続きを読む

vol.142 「日経新聞さん、ごめんなさい」

7月24〜25日の配信で、「日経新聞がドル円の変動を増幅?」という記事を寄稿いたしました。しかし、結論としては日経新聞が正しかったようです。 今月の円高は何だったのか?(配信:2023/ 7/24) 日経新聞は日銀の真意を伝えていたのか?(配信:2023/ 7/24/) 7月28

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vol.133    素朴な疑問・・・・日本のメディア取材源 続きを読む

vol.133 素朴な疑問・・・・日本のメディア取材源

プロも恐れる新興国通貨
7/19付 日本経済新聞9面に【新興国通貨、買いに勢い】の記事について、素朴な疑問をお話ししたいと思います。セレンでは、既にブラジル・レアルのキャリー取引の有効性とトルコリラの継続する通貨安について配信しています。各々、現地著名エコノミスト・現役グローバル投資銀行チーフエコノミス

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vol.132     日経新聞がドル円の変動を増幅? 続きを読む

vol.132 日経新聞がドル円の変動を増幅?

2.日経新聞は日銀の真意を伝えていたのか?
昨日の記事に書いたように、日経新聞が7月7日に伝えた内田・日銀副総裁のインタビューがきっかけとなって、ドル円は142円台から138円台まで調整しました。しかし、植田・日銀総裁の発言によって、ドル円は反転します。 植田総裁は7月18日、インドでのG20終了後の記者会見で、
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vol.131 日経新聞がドル円の変動を増幅?

1. 今月の円高は何だったのか?
ご存知の通り、今月の為替市場は大きく変動しました。ドル円は6月末に145円に達した後、7月半ばには138円までドル安・円高が進行し、今は141円台に戻っています。 この背景には、もちろん米国側の要因もありましたが(特に、7月13日発表の6月米消費者物価が落ち着いていたことで、FR

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vol.126     個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現 続きを読む

vol.126 個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現

3.高給付率の謎解き
誰もが、なぜこのような高給付率商品の組成が可能なのかに興味が湧くことでしょう。組成・販売会社側は、どうやってあのように高い給付金を賄っているのか等の説明は当然していません。商品組成詳細の開示義務はないからです。常識で考えれば、約束している給付金以上に毎月なり毎年儲ければ良いだけな

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vol.125    個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現 続きを読む

vol.125 個人年金保険(アニュイティー)第二弾 高給付率が出現

2 強烈な高給付率の個人年金保険
昨年来のFed(米国の中央銀行)の大幅な利上げにより、2022年は株式市場、債券市場が大幅に下落しましたのは、皆さまの記憶に新しいところと思います。そんな中、金融商品で投資家(消費者)にとって良いニュースなのは、金利が上がったお陰で債券等からの金利収入が、向上したことです。