本日、七十二候(※)では、「雀始巣」(すずめはじめてすくう)の日です。
「雀(すずめ)」という字が入っているだけで、どんな季節か、想像もしやすい日ですね。
新生活の季節がやってきました。学生や社会人が新しい家を探しながら、私たちは雀を見かける光景が増えています。
「ちゅんちゅん」と鳴く、可愛い雀の視点から新社会人について考えてみると、多くの教訓が得られてきます。
日本書紀や古事記でも「雀」と記されている雀は、私たちに古から何かを伝えてくれる小鳥なのかもしれません。
雀は身近な存在でありながら、日本の生息数はここ20年で80%も減少しています。その理由として、巣作りが困難になったことが挙げられます。
この状況は、我々人間社会の若年労働力の減少と共通点があると感じます。