先日、「不登校生徒が数十億円手にした!」というシリーズで、私の半生をセレンに取り上げていただいた。今回は、私が不登校生徒の支援活動を通じて考えたことをお話ししたい。
1月27日にNHKスペシャル「“学校”のみらい 不登校30万人から考える」が放送された。(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/Z1241VLZP5/)
2部構成で、第1部では国内の熊本市や天童市の取り組みとともに、韓国の「代案学校」とフランスの「エデュケーター」が紹介された。第2部は、教師と専門家の討論だった。
私も番組制作の過程で取材を受けていたため視聴したが、くだらないを超えていた。文科省への忖度もあるのだろうが、特に第2部では本当に大事なことには触れずに、理想論だけを話している。
何よりも、コメディアンが「学校行く子も行かない子も、どちらもいいも悪いもない」なんてふざけた歌を歌って終わることで、全てが台無しになっている。
不登校生徒とその両親がどのような気持ちで生活しているかを考えたことがあるのだろうか?