ここまで、「医療用大麻」について論じてきた。しかし、大麻について考える上では、「嗜好用大麻」の問題を避けることができない。

最近では、日大、東京農大、福岡大の学生が「大麻所持」で逮捕された。大麻所持・使用で逮捕される芸能人も多い。

「危険な薬物」として厳しく規制されている大麻がどのように流通・販売されているのだろうか。大半がインターネット経由だと聞く。

しかし、逮捕者の中には、入手経路を自白すれば減刑されるにも関わらず、俳優の伊勢谷友介氏など黙秘を続ける者も少なくない。これには厚生省麻薬取締官(通称“マトリ”)も手を焼いているようだ。嗜好用大麻の「闇市場」の存在を考えざるをえない。

今では、学生であろうと子供であろうと、インターネットで簡単に「嗜好用大麻」の情報を得ることができる。日本の若年層と話すと、大麻について以下のように肯定的な意見が意外に多い。

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