大麻市場で米国、カナダの2強を追いかけているのは、中国とイスラエルである。
中国は医療用・嗜好用大麻「マリファナ」は禁止しているが、世界一の産業用大麻「ヘンプ」の生産国である。日本の“中国通”もあまり知らない話である。
イスラエルは、医療用大麻の研究で世界のリーダーである。実はイスラエルは大麻におけるR&Dの主戦場なのだ。シリコン・バレーにいたユダヤ人がイスラエルに戻り、多国籍企業のR&Dセンターをオープンさせた。
その後、旧ソ連から科学者、エンジニア、技術者、そして医療従事者といった高度人材の移民が大量にイスラエルに入り、世界最高峰の研究レベルになっている。これも意外に日本では知られていない。