NYから日本に来て2年目になる。日本の事がどんどん好きになる自分が
日本各地で、「地域おこし」に税金を積極的に投入している。「○○の里」「○○の生誕地」「○○の発祥地」といったキャッチフレーズがそこら中に溢れている日本。何か、不毛な事をしているとしか思えない。全面否定する気は無いが、創造性と経済性の整合性が合わない地区がとても多い。
「地域おこし」で日本の国民食である「○○ラーメン」とかで国内観光客を誘って成功している地区は非常に多い。しかし、海外からの訪問者の視点からは、的外れであると言わざるを得ない。
海外から見た日本の価値は、「自然と歴史」と「おもてなし(ホスピタリティー)」である。これは世界で最も賛美されている日本の資産である。再開発でノスタルジーな昭和建築街を壊し、近代的なビルに作り変えている地区に、海外の富裕層は興味を持つことはない。