ハマスによるイスラエルへのテロから1週間以上が経ち、メディアには多くの「解説」が溢れています。一つだけ、気を付けていただきたいことがあります。この問題の本質は、「数千年にわたって続いている宗教対立」ではありません。約150年の歴史で生み出された問題です。
一冊、お勧めしたい本があります。今年2月に発売された、ダニエル・ソカッチ著、鬼澤忍訳『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』です（https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819332023.html）。この本では、パレスチナ問題について著者が11歳の子供たちに説明したところ、ある子供が以下のように整理したことが紹介されています。
