通貨危機の勃発から2年すると債務者と債権者の協議が本格化してきます。アジアではオーナー企業が多く、ほとんどの創業者はその辺りの投資銀行のトレーダーよりも先を読む力や交渉力に長けていました。某日系銀行はその企業の最大債権者でしたが、創業者との交渉は正攻法すぎて、竹槍で虎を捕まえようとしているように見えました。

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