日経平均がバブル後の高値を記録しています。首都圏のマンション価格は過去最高値を更新しました。バブルの再来か、と言う人もいます。
しかし、1980年代後半のバブルと現在では一つ大きな違いがあります。当時は、1989年の三菱地所のロックフェラー・センター買収が社会問題になるなど、ジャパン・マネーが米国の不動産市場を席巻していました。
米国の不動産市場は世界からの資金が流入し、活況を続けていますが、日本人の存在感が全くありません。私のところにも、米国の不動産ファンドから「いつ日本人は入ってくるんだ」という問い合わせが頻繁にきています。