戦争は、テレビゲームの「リセットボタン」とは違います。

 

一度侵攻を許し、血と犠牲が流れた後で「私たちは間違っていた」と気づいても、失われた命や故郷は二度と戻りません。

 

 

その後の国際社会からの支援や同情は、流れた血の埋め合わせにはならないのです。

 

 

私たちウクライナ難民が、戦火の中で学んだ最も痛ましい教訓は、「自分の国を最後まで守り抜くことができるのは、その国の国民自身だけである」という冷徹な現実です。

 

 

国連は、ロシアの常任理事国という壁の前で無力でした。

 

 

国際法や国際世論の非難も、私たちの街を破壊から救うことはできませんでした。

 

国際法なんて、「ないよりマシ」な程度の、極めて限定的な歯止めでしかないのです。

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