「グローバルな舞台で活躍!」
日本の大手銀行や証券会社が、就職活動中の学生に送る甘いメッセージです。
しかし、30年近く外資系投資銀行の最前線で戦ってきたプロから見れば、それは残酷なほど空虚な謳い文句です。
単刀直入に言いましょう。
日本の金融機関の国際的な現実は、「日本人が、日本時間で、日本語で、日本人から搾取する」という、50年以上変わらない鎖国状態の延長線上にあります。
グローバル市場では、彼らは欧米の巨大金融機関と並び立つどころか、ほとんど相手にされていません。
なぜ、日本の金融機関は世界で埋没し続けているのか?
その裏側には、長年の構造的な問題と、海外ビジネスの現場で露呈するプロとして致命的な7つの事実があります。