前回、税理士を全面的に信頼しても、必ずしも良い結果になるとは限らず、時には悲劇的な結末を迎えることさえある、というお話をしました。
相続税申告の落とし穴:税理士のミスが招くリスク:
相続税の申告における最大の課題は、専門家である税理士でさえ簡単に間違いを犯す可能性があるという点です。
私自身、国税庁に勤務していた頃、数えきれないほどの税理士による誤りのケースを目撃してきました。
もちろん、過払いになっているケースについては、税収を減らしたくないという理由から、あえて指摘せずに黙認していました。
税務署や国税庁は、そういう生き物なのです。
今回は、実際にあった目立つ間違いの具体例を交えながらお話ししていきましょう。