前回は、あえて触れなかった鮨屋の隠語に少しだけ足を踏み入れてみました。
もちろん、知らなくてもお鮨は十分に楽しめるものですが、その奥深さに触れてみたいという方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、連発すると粋を通り越して野暮になってしまうこともあるので、あくまでも大人の嗜みとしてお考えいただければ幸いです。
さて今回は、お客様が、お鮨屋さん、そして職人さんの「腕」や店の「本気度」をさりげなく見極めることができる、そんなお話をいたしましょう。
ちょっとした知識を持つことで、いつものお鮨体験が、より一層奥深いものに変わるかもしれません。
60年以上鮨職人をしている私の遺言です。