日本のテレビメディアが長年築き上げてきた「情報の城」が、今、音を立てて崩れ始めている。
米国人の私には”やっと、その時代が日本にも来た”と映る。
フジテレビの一件を皮切りに、SNSの爆発的な普及が、国民の目を覚まさせたのだ。
しかし、手放しで喜ぶのはまだ早い。
情報過多の時代、自らの頭で考え、真実を見抜く力を養わなければ、私たちは「情報の海」で溺れ、時代に取り残されてしまうだろう。
NHK100年、テレビと日本の蜜月と亀裂
日本の国営放送NHKが100周年を迎えた。
テレビが私たちに情報と娯楽を与えてくれた功績は計り知れない。
しかし、フジテレビの事件とSNSの台頭は、テレビというメディアに大きな変革をもたらした。
テレビによる洗脳や情報操作は、程度の差こそあれ、世界中で行われている。
日本は、テレビだけでなくSNS含め、一方的な情報に影響されやすい。
それが営利的にも利用されていることへ余り関心の無い人が多い。
しかし、日本はようやくテレビメディアへの疑義が公に論じられるようになった。
アメリカに比べれば何十年も遅れているが、これは喜ばしいことだ。
しかし、過去の恨み節を並べても、何も生まれない。
この機に乗じて、アメリカ人ジャーナリストとして、日本のテレビメディアの「伏魔殿」に足を踏み入れてみよう。