米国の10年金利は1月10日発表の12月雇用統計が強い内容だったことを受け、1月13日に一時4.80%と2023年11月以来の高水準まで上昇しました。
FRBは景気減速懸念に対応して、9月の0.5%利下げを皮切りに11月、12月にも政策金利を0.25%ずつ引き下げ、合計で1%の利下げを実施してきました。
しかし、FRBが利下げを開始して以降、10年金利は逆に1%以上も「上昇」しています。
金融市場には、大きく分けると金利、為替、株式の3種類の資産があります。
個人投資家にとって為替や株式は馴染みがあるでしょうが、金利についてはあまりピンとこない方も多いと思います。
しかし、金利、特に国債などの長期金利は、市場動向を見る上で極めて重要です。