先週の本稿では、「FRBの経済・金利予測やパウエル議長の記者会見では従来の想定よりも利下げの最終地点が高くなることが示唆される可能性があります」、「日銀が利上げの方向性について強いメッセージを出さない場合、市場の目線は日本の金利の低さへと移ります」と指摘しました。

 

12月19日の午前4時にFOMC、正午少し前に日銀が発表した会合の結果は、まさしくその通りの内容でした。

 

ドル/円は18日の154円台から19日には一時157円台までドル高・円安が進行しました。

 

 

重要な点として、ユーロは対ドルでは19日も1.03台と1ヶ月振りの安値で推移する一方、対円では18日の160円台から19日の163円台へと上昇しました。

 

ユーロを中間に置くと、ドルは強い通貨、円は弱い通貨であることがより明確になります。

 

 

FOMCでは、政策金利(FFレート誘導目標)を4.25-4.50%へ0.25%引き下げることが決定されました。

これにより、9月から3会合連続で合計1.0%の利下げが行われたことになります。

 

しかし、今回は注目すべきことが3点ありました。

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