現在の金融市場は大統領選挙後の「トランプ・トレード」の勢いが一服し、来年1月の新政権の成立を待っている状況にあります。
こうしたなか、トランプ氏によって新設される「政府効率化省(DOGE)」のトップに指名されたイーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミ氏が11月21日付のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙に寄稿した論考が注目されました。
少し長いですが、彼らの基本的な考え方がよく現れているため、最初の1段落をそのまま引用します(WSJ日本語版の翻訳より)。
わが国は、われわれ国民が選挙で選んだ人々が政府を運営するという基本的な考え方に基づき建国された。
しかし、現在の米国はそうなっていない。法的な命令のほとんどは、議会が制定した法律ではなく、選挙で選ばれていない官僚たちが公布した「規則や規制」であり、毎年何万件も出されている。
政府の法執行に関する決定や裁量的支出の大半を行っているのは、民主的に選出された大統領でも、大統領に政治任用された人々でもなく、政府機関に何百万人もいる公選も政治任用もされていない公務員だ。
彼らは、公務員に対する保護措置のおかげで自分たちが解雇される心配はないと考えている。
最初から戦闘モードです。
具体的に何をするのでしょうか?