先週は米大統領選挙があったため、月曜・水曜・木曜と3回分の寄稿を行いました。
トランプ氏が大勝しただけでなく、共和党は上院ですでに非改選を含めて100議席中53議席を確保しています。
小選挙区で全員改選の下院はなお開票中ですが、共和党の獲得議席は213議席と過半数の218議席にあとわずかに迫っています。
この地図を見ると、全米がほぼ赤(共和党)で一色となっていることが印象的です。
もともと海外投資家は11月にはポジションを整理して年末に備える傾向がありますが、トランプ大統領が実際に就任するのは来年1月20日ですので、それまでは今後の戦略を練るための時間帯となるでしょう。
先週7日(日本時間の8日朝)のFOMCでは0.25%の追加利下げが決定されました。
大統領選挙の直後だったことに加え、予想通りの決定ということもあってそれほど注目されませんでしたが、パウエル議長の記者会見では重要な発言がありました。
私が注目したのは、”米国経済のダウンサイド・リスクが後退した” とパウエル議長が記者会見で明言したことです。