日本のプロ野球はシーズン終盤に差し掛かり、セ・リーグでは混戦が続いています。
4位のDeNAですら、まだ優勝のチャンスが残されている一方で、ヤクルトと中日は今季の戦いに見切りをつけ、来季に向けた編成作業に注力している様子です。
特に中日は、3年連続最下位の可能性が高く、人気監督の解任が避けられないでしょう。
中日ドラゴンズ監督
パ・リーグでは、3年連続優勝を果たしていたオリックスが現在5位と低迷し、ソフトバンクが独走状態にありますが、盛り上がりに欠ける展開となっています。
私は、MLBでの経験を持つプロ野球出身者として、日本の野球人気や競技人口の減少に強い危機感を抱いています。
日本のプロ野球が今のままでは、20年以内に1リーグ8〜10球団体制にまで縮小する可能性すらあると考えています。
まず、日本のプロ野球が子供たちにとって魅力を失っている現実を直視すべきです。
選手OBの活動もその一因となっており、YouTubeでの昔話やゴルフに興じる姿は、40歳以上の層には興味を引くかもしれませんが、未来のファンとなる子供たちには何の響きもありません。
小学生が夢を見るような活動はほとんど見られず、自己利益ばかりを追求する姿勢が露呈しています。
このままでは、子供たちが野球から離れていくのも無理はありません。