【健康な時期に考えておくべき問題であり、相続について考える前の課題かもしれません。】
前回、安楽死に関して先進国とされる「オランダ」の現状について簡単に説明しました。
オランダの安楽死に対する取り組みや法的な取り扱いについては、多くの方から賛否両論と質問を頂きました。
多様な意見があることは自然なことだと思います。
「人間の命」や「生きる権利と死ぬ権利」については、一つの正解が存在しないからです。
この問題について、時間をかけて考えることができる情報を提供できれば幸いです。
安楽死に対して先進的な国としてオランダやスイスを挙げましたが、欧米諸国には安楽死に反対する大きな勢力も存在します。
その一つは自殺を禁じるカトリック教会です。
オランダでは国民の約4割がカトリックを信仰しています。
それにもかかわらず、安楽死を法制化したのは驚きかもしれません。
オランダの実情を説明します。
