本日は七十二候(※)で、「鴻雁北」(こうがんかえる)の日です。
春に飛来するツバメと入れ替わるようにして、冬の間を日本で過ごしていた雁(がん)が北国へ去っていくころです。
「鴻雁」とは、「がん」と呼ばれる渡り鳥のことで、「鴻」(‘ひしくい’)は大型のがんを、「雁」は小型のがんを指します。
雁は家紋にも頻繁に使用され、和菓子の「落雁」や高級茎茶の「雁が音(かりがね)」との関連性もあり、古くから日本人に親しまれてきました。
雁は大きな鳥で、翼を広げると1.4メートルにもなります。
宮城県の県鳥でありながら、日本ではその数が減少し、保護鳥の対象となっています。
残念ながら、近代化が鳥たちの生息地を奪ってしまっているようです。
さて、この時期小学校6年生の子供たちが神社にお参りする様子を見かけることはありますか?
最近では実際に行う親が少ないようですが、地方ではまだ続けられている季節の文化が存在します。
「十三参り」です。
これは親として祖父母として覚えておくべき行事の一つかもしれません。