日経平均は4日の引値で40,109.23に達した後、8日は39,688.94と再び4万円を割り込みました。

その一因には、日銀がいよいよ3月19日の会合でマイナス金利の解除に踏み切る可能性が濃厚になったことがあります。

34年振りの日経平均の最高値更新の後に、(2006年以来の)18年振りの利上げが間近になっている、ということです。日本市場が大転換点に差し掛かっていることは間違いないでしょう。

「日銀の大規模緩和がいよいよ出口を迎えるならば、株式市場にも悪影響が及ぶのではないか」という懸念があることも理解できます。

日銀の内田副総裁は2月8日、大規模緩和を修正する時には、利上げを行うだけでなく、株式ETFの「買入れもやめるのが自然です」と明言しました。現在の株高は日銀の政策転換によって短命に終わるのでしょうか?

私はそうは考えていません。

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