本日、七十二候(※)では、「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)の日です。
「蟄」は「虫などが冬ごもりで土中に隠れ、閉じこもる」という意味であり、「啓」は「開く」という意味です。
ゴルフやキャンプのブームもあり、渓谷などで、蛙が水中から頭を出している光景を見かけた方も多いかと思います。
しかしそれだけでなく、ウグイスの「ぐぜり」(若鳥がさえずりを学習する過程で鳴く不完全なさえずり、“サブソングsubsong”) も始まり、鳥の世界ではいよいよ恋の季節を迎えています。
近年はこの時期、「巣ごもり」の状態でした。外で食事をすることがなくなり、お祭りが中止になり、人がたくさん集まることがなくなり、まさに「蟄虫」のような状態でしたが、今年は異なります。
梅も桜も早くから芽吹き、株式市場も市場最高値の更新を続けるなど、すでに「春」が到来しています。
昔から、1年の祭事や農作業を始める日は「事始め(ことはじめ)」と呼ばれ、2月8日に決められていました。
旧暦の2月8日なので、新暦ではちょうど今日ぐらいです。新しい恋愛や体験に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
この時期にぴったりな花を、5つ星ホテルにデリバリーしている華道家にお聞きしてみました。