今日は、雛祭りですね。

現在の日本で、どれほどの数のご家庭が雛人形を飾り続けているのでしょうか。

私は、都内の雛人形店六代目当主です。看板を守り、職人の仕事を守り、取引先を守り、お客様に寄り添い、雛人形をつくる職人技の伝承に挑戦し続けてきました。

長年の少子化、居住空間の狭さ、家族構成などから、この数十年売上は野球で言うところのフォークボール的な減収減益の営業状況です。

あの手この手のアイデアで、雛人形だけでなく、五月人形、羽子板、破魔弓に代表される節句人形を世に出してきましたが、売上が大きく増加することはありません。金融機関からは、危険水域を超えているとさえ指摘されています。

なぜ、雛人形が売れないのでしょうか?

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