9月にウクライナ情勢をお伝えした“Sky White”です。今日は二つの意味で私にとって初めてのクリスマスです。

日本で最初に迎えるということに加え、ウクライナでクリスマスの日付が今年から12月25日に変更されたのです。

以前はロシア正教会と同じユリウス暦(旧暦)で1月7日にクリスマスを祝っていたのですが、今年からカトリック教会のグレゴリオ暦を採用しました。

生活基盤である暦をロシアから切り離し、西側諸国と一体化することを目指しています。

日本はキリスト教国でないと聞いていましたが、クリスマスには街中が美しく飾られ、家族やカップルが幸福に過ごしているように映ります。

私たちも、英国の財団から寄せられた心優しい寄付を在日ウクライナ人で分け合い、子供達にユニクロのダウン・ジャケットをプレゼントし、円安で高価になっていた故郷の食材・調味料を買ってお祝いすることができました。

幸せに国境、人種、宗教はないことを再確認できました。

それでも、やはり母国のことを考えると、完全に心が晴れる日はありません。現地で闘っている夫からは、「ロシアが1600発のミサイルを撃ってきたが、2割程度しか迎撃できていない」、「武器援助が激減した」など、悲痛なメールが届いています。

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