私は、日本で医師免許と医学博士を取得した。実際に大学病院で医療現場にて治療という「永遠の闘い」に従事していた。経験を積めば積むほど、日本の「医療制度」と「保険制度」の限界(制限)という壁にぶつかった。

一度しかない人生だが、その過程で「痛み」を感じたことがない人は居ない。突然「病魔」に襲われる人も少なくない。誰もが、生存中は、「無痛・無病」で居たい筈である。また、最期は、誰もが「安らかに眠りたい」と願うものであろう。

我々医療従事者に完璧を求められては困るが、我々は「1秒でも早く健康を取り戻してもらいたい」との想いで患者さんに対峙している。それが、医療従事者の矜持であり、使命であるからである。

詳細は割愛するが、大学病院に勤務している時、海外の研究論文や事例をむさぶるように読みあさっていた。1つでも多くの医療事例エビデンスを知りたかったからだ。その際に、世界で「医療用大麻」が非常に研究され、実際に多くの患者を救っていることを痛感した。

しかし、日本では「医療用大麻」解禁への障壁は高く厳しいものであった。日本での「医療用大麻」研究は非常に限定的であり、他の先進国にとてつもなく遅れをとっていた。海外フォーラムに自費で積極的に参加し、可能な限りの世界中の「医療用大麻」の権威・専門家とコンタクトをとった。

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