9月にウクライナ情勢をお伝えした“Sky Wheat”です。日本へ避難し数ヶ月が経ちました。街路樹が紅葉していく光景を見ると、故郷の牧場が思い出されます。あと2ヶ月もしないうちに、クリスマスを迎えて2023年も終わりを告げます。

幼い子供達も日本での生活に次第に馴染んでいき、日本語も日本食も受け入れ始めました。子供の柔軟性と適応力には、ただただ驚くばかりです。

前回伝えた通り、私はゼレンスキー大統領と同じユダヤ系のウクライナ人です。ロシアが母国ウクライナに侵攻したことで、「人間同士が殺し合う」戦争の悲惨さを世界の人々が共有し、世の中が変わると思っていました。しかし、そうした想いは一瞬にして消え去りました。そうです。「イスラエル」と「ハマス」の戦争です。

私がユダヤ系で英語での対話に問題ないことから、政治家、外務省職員、メディアの方々がユダヤ人やイスラエルについての説明を求めて再びコンタクトしてくるようになりました。しかし、日本をリードする方々でも、国際情勢について表層的な理解しかお持ちでないことがよくあります。

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