10月6日付のフィナンシャル・タイムズ紙に、【ジャンク債市場の復活を目指す日本】「Japan seeks to resurrect junk bond market」(原文サイト:https://www.ft.com/content/1b2bfc57-ac1e-4d80-b2eb-a20a998082cb?sharetype=blocked)と題する記事が掲載された。
この記事の主眼は、日本でジャンク債取引が「復活」すると大手欧米投資家が予想しているということである。
しかし、そもそも日本でジャンク債市場は「誕生」すらしていないので、「復活(Resurrect)」というのは適切な表現ではない。欧米ファンドは2000年初めに日本企業の不良債権処理で利益を上げたことをジャンク債取引と捉えており、再び「甘い蜜」が味わえることを期待しているようだ。