突然、義父母より、「孝道契約書」の締結を求められた。21年も韓国に居るので聞いたことはあったが、国際結婚していることから私には無縁だと思っていた。この「孝道契約書」とは、「孝道=親孝行」の契約書である。

日本人からしてみたら、「道徳的にも矛盾している」と思えてしまう法的書面である。

「子が親に親孝行をすることが当然か」を問う前に、契約までせざる得ない関係であれば、財産贈与をしなければいいのではと思う人が大半であろう。何故親子間で扶養の義務契約まで締結して、「親と子」から「甲と乙」の関係になるのか理解するには難易度が高い。

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