日本の「中小企業の多さ」、「人手不足」、そして、「賃金の低さ」というキーワードを、私たちコンサルタントで話す機会が増えました。このキーワードですが、一見してお分かりのように「A=B=C」にはなりません。この矛盾を少しお話します。

私も日本へ異動して10年という月日が経ちましたが、依然、日本の企業経営者が頻繁に口にする「とりあえず」という、骨抜きの判断を前提に経営コンサルティングをしています。こんな事を言うと、同業者から袋叩きされてしまいますが、日本で経営コンサルティングしても10%くらいが利益向上する先で、残りの90%くらいは、然程効果は期待できないのが実情です。

何故、こんな事になるのでしょうか?明確な共通項があります。幾つもありますが、3つほど挙げましょう。

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