十年前、コンビニや居酒屋の厨房には、中国語や韓国語がよく聞こえていた。

今、同じ場所に立っているのはネパール人だ。

 

これは印象ではない。

日本の外国人労働者は過去最多の257万人に達し、その中でネパール人は前年比25%以上という異常な速度で増加している。

 

飲食業はその最前線だ。

 

地方都市でも住宅街でも、似た看板の「インドカレー店」がある。

 

 

しかし厨房にいるのはインド人ではない。

ネパール人だ。

 

 

実態はもっと深い。

 

日本は移民国家ではない、と政治は言い続けてきた。

けれど現実は違う。

 

人口減少で労働力が不足し、企業は外国人を求めた。

政府は「移民」という言葉を避けながら制度を作った。

 

そして最も目立たない形で、日本社会に入り込んだのが――

カレー屋だった。

 

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