東京株式市場はとても堅調です。まるで1980年代のバブル景気に戻った錯覚さえ感じます。また、大都市の不動産市場も価格高騰となっています。報道によると、東京23区の新築マンションの平均販売価格は1億1,475万円とのことです。なんと去年の同じ時期から48%上昇となっています。

YouTubeやSNSでも投資指南・投資勧誘が非常に目立つこの“熱狂”とも思えるこの相場。どのように、この強い市況をどう読めばいいのか悩むところです。1980年代のバブル景気の最終期を覚えている私としては、“相場の曲がり角”が怖くて仕方ありません。

バブル景気時は、円高対応で金融緩和、日本企業はエネルギー技術(燃費の良い車)と半導体で世界一の地位でした。あの頃は、まるでジャパン・マネーが世界経済の覇権を持つような勢いでした。世界の株式時価総額ランキングTOP10にNTTが1位、邦銀が5行もランクインし、エンパイアステートビルを三菱地所が購入したりしていました。

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