私たち養鰻業者は鰻に関して深い知識を持っていると自負していますが、鰻の風味や味わいを高めるのは鰻職人の技術です。そこで、鰻職人から聞いた話も交えてお話ししましょう。

まず、「鰻」の語源と漢字について。鰻は胸が黄色いことから古くは「胸黄むねぎ」と呼ばれ、それが訛って「ウナギ」になったという説が有力です。「鰻」は当て字であり、鰻の外見を忠実に表していますが、漢和辞典で「ウナギ」を調べると9種類も出てきます。昔の人の発想力には驚かされます。

日本では、鰻は縄文時代から食されて来ました。今も、日本人は世界で最も鰻が好きな国民であり、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について