私の大学病院には、いまだに「インプラントが外れない」と駆け込んでくる患者さんが後を絶ちません。
これらのケースに共通しているのは、民間、特に都市部から離れた歯科医院で、安易にインプラント手術が行われたという点です。
私はこれまで何度も警鐘を鳴らしてきましたが、なかなか正しい理解は広まらないものですね。
一方で、日本の歯科業界には、不可解な沈黙が存在し続けています。
歯科業界を守るためなのか、学会などが無言の圧力をかけ、メディアも広告主である業界に忖度して事実を伝えないという謎です。
私自身、これまで何冊か書籍を上梓したり、メディアからの取材を受けたりしてきましたが、当然ながら、この事実を伝えることは非常に難しいのが現状です。
なぜなのか?
答えは簡単です。
地位も職も失うからです。
いい歳をして、今さら開業医になる熱意も資金もありません。
しかし、ここ「セレン」であれば話せます。
だからこそ、再度お伝えしましょう。
インプラント手術を検討するなら、患者さんが必ず要求すべきことの一つを。