昨日は、第2次トランプ政権が成立して以降のウクライナ停戦に向けた動きを整理しました。
明らかだと思われるのは、
(1)ウクライナ戦争の「損切り」、
(2)ロシア、ウクライナの双方との交渉(およびゼレンスキー大統領の対応の失敗)、
(3)停戦の段階での欧州外し、
です。
こうした姿勢は、東西冷戦終結後に米国が推進してきたNATO(北大西洋条約機構)の東方拡大からの転換のように思われます。
実際、トランプ大統領、ヘグセス国防長官はともにウクライナのNATO加盟は「非現実的」と明言しています。
本日は、NATOの東方拡大に背後にあったズビグネフ・ブレジンスキーの戦略と、現在のトランプ政権の外交政策の相違について検討したいと思います。