前回は古代からイスラエル建国までのユダヤ人の歴史を振り返りました。
今回は1967年の第3次中東戦争から現在に至るまでの米国とイスラエルの関係の発展について、詳しく見ていきましょう。
1967年6月、エジプト、シリア、ヨルダンなどアラブ諸国がイスラエルを包囲し、第三次中東戦争が勃発しました。
イスラエルは迅速な軍事行動により、わずか6日間で勝利を収めました。
この戦争は、アメリカとイスラエルの関係における重要な転換点となりました。
当時、多くのアラブ諸国がソ連と同盟関係を結んでいた中で、アメリカはイスラエルを「中東における民主主義の砦」として、より明確に位置づけるようになったのです。