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銀座は、時代とともに進化してきた街ですが、ここ数年でその変化のスピードが加速しているのを感じます。
特に、近年の訪日観光客の急増は、銀座の雰囲気を一変させています。
平日でも観光客が溢れかえる一方で、週末になると歩行者天国が開かれ、かつての「大人の社交場」としての銀座は、新たな観光地としての役割も果たし始めました。
しかし、銀座の真の価値は、単なるショッピングエリアや観光スポットとしての存在であるべきなのでしょうか?
100年近く土地を所有している子孫である私には、その理解はありません。
平日銀座を散歩すれば、アジア人団体観光客が自由気ままに闊歩しています。
その昔、日本人団体観光客が、ツアーで海外観光を始めた時の同じ光景なのでしょう。
控えめに言えば、日本人は、現地での振る舞いはマナーは良かったですが、最近の観光客は、文句を言うのも疲弊するほど酷いものです。
締め出したい気持ちもありますが、商売上それもできません。
これでいて、銀座らしい街を守ることなどできるわけはありません。
もう少し、老人の文句を聞いてください。