*本稿は、提供者の意向に準じ、編集を行っておりません。
イスラム教の特徴として、商業的性格があることは、先日伝えました。
そもそもムハンマド自身が商人であり、コーランやハディースには商取引の教えがたくさん記されています。
イスラムは、商人の宗教として広がったと言えるかもしれません。
イスラムでは、利子(リバー)、不確実な取引、投機的な取引が、原則として禁止されています。
一方で、公平な取引をするのであれば、商売はいくらしてもよく、儲けの一部を「喜捨」することが大切です。
そんな原則の中、現代の金融市場でイスラム諸国がどのように経済活動をしているのかを話したいと思います。
私もイスラム金融に携わり、イスラムに改宗してもう18年が経ちます。
日本から多くの人が、イスラム金融について尋ねてきますが、面倒なので、敢えて相手にしていません。
教えても、実際に実行に移すことが少ないからです。
ただ、勉強だけのために私の時間と経験を教えることは、無駄でしかないからです。
では、イスラム金融について話していきましょう
Q:イスラム経済の現状はどうなのでしょうか?