日本の全国紙の朝刊を見ると、定例人事異動の記事が目立ちます。

今朝も、財務省や外務省などの人事異動が大きく取り上げられていました。

 

このような定期的な人事異動は、国の機関でも長い間行われてきました。

民間企業ともなると、春と秋に新聞の何ページをも占める大規模な異動を行います。

 

アメリカでも政府機関は人事異動(staff reassignment)を行いますが、日本ほど機械的ではありません。

 

私が日本企業向けにコンサルティングを行う中で、担当者が定期的に変わることによる混乱と無駄を感じています。

多くの場合、3年周期で担当者が一定の理解レベルに達すると別の部署へ異動し、新しい担当者への教育が必要となるからです。

 

銀行や新聞社だけでなく、多くの上場企業も電車の時刻表のように、定期的で規則的な人事異動を行っています。

そのメリットが何なのか、私にはちょっと理解できません。

 

米国人としてではなく、コンサルティング会社パートナーとして、皆さんに少し考えてもらいたい。

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