ナレンドラ・モディ首相が、三期目に突入したインドへの報道が多く見られます。
私は、インド人と結婚し、インドに永住する決意で住み始めてから10年が経つ、九州出身の日本人です。
現在はインド財閥系の会社に勤務し、対日貿易(インフラ整備)の部署で働いています。
大学時代に出会ったインド人の妻に、「これからはインドの時代」と説得され、大した調査もせずにインドへ移住しました。
当初は現地の生活に慣れるために現地語を学びましたが、憲法に定められた言語だけでも22言語あるインドでは、学んだことを実践しても実感が全くないものでした。
結局、インドの22の公用語の1つであり、多くのインド人が話す英語に焦点を合わせ、インド式英語に慣れることに専念しました。
多くのインド人は自身が流暢に英語を話すと自負しており、躊躇せずに早口の巻き舌英語で話してきます。
最初はTOEIC 100点取得した私ですら、1~2%くらいしか理解できませんでした。
しかし、慣れというのは恐ろしいもので、今はほとんど理解できます。
逆に私の英語は、日系企業の客であるアメリカ育ちの交渉相手には全く通用していません。
現地の言葉にかなり慣れ、時々日本のメディアから取材を受けるようになりましたが、配信記事を読むと依然として表層的であることは否めません。
今後、表層的な話ではない、真実のインドについて時折話していきたいと思います。
世界一の人口市場となったインド、まだ遅くはありません。
現実的な情報と理解を得てもらえれば幸いです。
では話を始めていきましょう。
最初は、インドの強みから話していきましょう。